Google Jules 終了(12 月 31 日):データをエクスポートして Claude Code / Codex のバックグラウンド agent に移行する手順

Google は Jules を 2026 年 12 月 31 日に終了し、11 月 11 日以降は読み取り専用になります。公式のエクスポート(設定、環境変数、スケジュールタスク、リポジトリ、メモリ、setup スクリプト、全セッションと patch)を手順どおりに行い、それぞれを Claude Code と Codex に移します。同じエクスポートを両クライアントで動かした所要時間も掲載(Claude Code 約 15 秒、Codex 約 44 秒)。

6 分钟阅读
Google Jules 終了(12 月 31 日):データをエクスポートして Claude Code / Codex のバックグラウンド agent に移行する手順

結論:Jules の公式アナウンスによると、Google の非同期コーディング agent である Jules は 2026 年 12 月 31 日に終了し、11 月 11 日以降は読み取り専用になります。コード、ブランチ、PR はもともと GitHub にあるのでそのまま残ります。持ち出す必要があるのは Jules の中にある設定、環境変数、スケジュールタスク、メモリ、setup スクリプト、セッション履歴です。公式のエクスポートツールがあり、出力はそのまま Claude Code や Codex に渡せます。

1 つの API Key で、Claude Code 2.1.310 と Codex 0.164.0 に同じ作業をさせました。Jules のエクスポートを読み、セッションの patch を適用し、setup とテストを実行し、AGENTS.md を書く、という流れです。

  • Claude Code(claude-sonnet-5-5)は約 15 秒で完了、テスト出力は ok。
  • Codex(gpt-6.1-sol)は約 44 秒で完了、テスト出力は ok。
  • どちらの AGENTS.md も環境変数は名前だけを書き、値は書きませんでした。

API Key を作成して、1 つの Key で Claude Code と Codex を使う →

タイムライン

日付出来事
2024 年 12 月Google が Jules を公開。バックグラウンドでコーディング作業を進める agent(The Verge による)
2026 年 10 月 29 日終了を公式に発表し、データのエクスポートを公開
2026 年 11 月 11 日セッションを動かせる最終日。以降は読み取り専用
2026 年 12 月 31 日Jules 終了

公式アナウンスによると、Jules で得た知見は Google の agent ファーストなプラットフォーム Google Antigravity に引き継がれます。今すぐバックグラウンド agent が必要なら、Claude Code と Codex はどちらもターミナルや定期実行で無人で動かせます。

ステップ 1:Jules のデータをエクスポートする(11 月 11 日まで)

公式の手順は、Jules Tools をインストールしてログインし、ホームディレクトリで Claude Code などの CLI コーディング agent を開き、アナウンスにある「export prompt」を丸ごと貼り付ける方法です。

bash
npm install -g @google/jules
jules login
cd ~
claude   # or: codex

agent が CLI とログイン状態を確認し、エクスポートスクリプトを実行して、保存したリポジトリ・セッション・patch の数を報告します。注意点(公式アナウンスによる):

  • jules login はブラウザでの対話的なログインなので、自分で実行します。
  • 先に GitHub アカウントを Jules に接続しておかないと、sources.json が空になります。
  • トークンは約 1 時間で期限切れになります。すべて 401 になったら jules login をやり直します。

エクスポートされたフォルダの構成:

plaintext
~/jules-export/
├── user-settings.json
├── env-variables.json
├── scheduled-tasks.json
├── sources.json
├── repos/<repo>/setup.sh
├── repos/<repo>/test-command.txt
├── repos/<repo>/memories.md
└── sessions/<id>/summary.md · activities.json · patch-1.diff

env-variables.json には環境変数の値が平文で入っています。リポジトリに入れたり、人に渡したりしないでください。

ステップ 2:Claude Code と Codex を設定する

Claude Code はグローバルの ~/.claude/settings.json に書きます。

json
{
  "env": {
    "ANTHROPIC_BASE_URL": "https://api.aicodewith.ai",
    "ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "あなたの API Key",
    "APP_MODE": "test"
  },
  "model": "claude-sonnet-5-5"
}

アドレスは https://api.aicodewith.ai で、/v1 は付けません。詳しい手順はClaude Code をサードパーティ API に接続する方法を参照してください。

Codex はグローバルの ~/.codex/config.toml に書きます。

toml
model = "gpt-6.1-sol"
model_provider = "aicodewith"

[model_providers.aicodewith]
name = "aicodewith"
base_url = "https://api.aicodewith.ai/chatgpt/v1"
wire_api = "responses"
experimental_bearer_token = "あなたの API Key"

[shell_environment_policy]
set = { APP_MODE = "test" }

各フィールドの意味はCodex の API Key 設定とCodex config.toml 詳解へ。Codex が未インストールなら、まずCodex のインストール方法から。

ステップ 3:Jules の各項目をどこに移すか

Jules のエクスポートClaude CodeCodex
env-variables.jsonsettings.json の envconfig.toml の [shell_environment_policy] にある set
repos/<repo>/setup.sh、test-command.txtCLAUDE.md(@AGENTS.md で読み込み可)リポジトリ直下の AGENTS.md
repos/<repo>/memories.mdCLAUDE.md に追記AGENTS.md に追記
scheduled-tasks.jsoncron + claude -pcron + codex exec
sessions/<id>/patch-*.diffgit apply して agent に続きを任せる同じ

上の設定にある APP_MODE は例です。Jules の環境変数を 1 つずつ、名前と値の 1 行として移します。特定のリポジトリだけで使う変数は、そのリポジトリの .claude/settings.json に置き、値を含むファイルはコミットしないでください。

2 つのクライアントで 1 つの指示ファイルを共有する方法はClaude Code と Codex で AGENTS.md を共有するを参照してください。

未完了のセッションを続ける

Jules で終わっていないセッションの patch は sessions/<id>/ にあります。リポジトリで適用してから、setup とテストを実行します。

bash
cd ~/code/demo
git apply ~/jules-export/sessions/<id>/patch-1.diff
bash ~/jules-export/repos/<repo>/setup.sh
$(cat ~/jules-export/repos/<repo>/test-command.txt)

続いて summary.md の Prompt と Latest plan を agent に渡し、そこから続けてもらいます。

スケジュールタスクを cron に置き換える

Jules のスケジュールタスクは「決まった時刻に 1 つの prompt を実行する」ものです。Claude Code や Codex の非対話モードと cron で置き換えられます。

bash
# crontab -e
0 9 * * 1 cd ~/code/demo && claude -p "run tests and fix failures" --permission-mode acceptEdits >> ~/agent-cron.log 2>&1
0 9 * * 1 cd ~/code/demo && codex exec -s workspace-write "run tests and fix failures" >> ~/agent-cron.log 2>&1

--permission-mode acceptEdits で Claude Code はファイルを編集できます。Codex の -s workspace-write は現在のリポジトリ内だけ書き込みを許可します。無人で動かす前に、一度手で実行して結果を確かめてください。

検証:同じエクスポートを 2 つのクライアントに渡す

公式と同じ形式の小さなエクスポートを用意しました。Python のリポジトリ 1 つ、未完了のセッション 1 つ(ゼロ除算を直す patch)、setup スクリプト、テストコマンド、環境変数 APP_MODE、毎週月曜 9 時のスケジュールタスクです。両クライアントに同じ指示を出しました:「patch を適用し、setup とテストを実行し、AGENTS.md を書く。環境変数は名前だけ。」

Claude Code 2.1.310Codex 0.164.0
モデルclaude-sonnet-5-5gpt-6.1-sol
実行方法claude -pcodex exec -s workspace-write
所要時間約 15 秒約 44 秒
patch問題なく適用問題なく適用
テストokok
AGENTS.mdAPP_MODE のみAPP_MODE のみ

どちらも setup スクリプトの pip install がシステムの Python に拒否されたこと(スクリプト末尾が || true なので処理は続行)に気づいて正直に報告し、勝手に --break-system-packages を付けることはしませんでした。Claude Code が書いた AGENTS.md:

markdown
# AGENTS.md
## Setup
pip install -q pytest || true
## Test
python3 test_calc.py
## Environment variables (names only)
- APP_MODE
## Scheduled task
0 9 * * 1  run tests and fix failures

検証後、テスト用フォルダとその中の Key 設定は削除しました。

API Key を作成して、Jules のバックグラウンド作業を Claude Code / Codex に移す →

よくある質問

Codex が 401 Unauthorized を返す

多くは Key が読み込まれていないか、間違っています。experimental_bearer_token が [model_providers.aicodewith] の下にあり、model_provider = "aicodewith" が設定されているか確認してください。手順はCodex 401 Unauthorized の対処へ。Claude Code で 401 なら、ANTHROPIC_AUTH_TOKEN と、アドレスに /v1 が付いていないかを確認します。

定期実行で 429 Too Many Requests が出る

複数の cron が同じ分に動くとレート制限に当たりやすくなります。数分ずつずらし、Codex 429 Too Many Requestsも参照してください。

11 月 11 日以降もエクスポートできる?

公式アナウンスによると、Jules は 11 月 11 日から年末の終了まで読み取り専用です。その間にエクスポートが使えるかは書かれていないので、11 月 11 日までに済ませてください。

コードは消える?

消えません。公式アナウンスによると、コード、ブランチ、PR はもともと GitHub にあり、そのまま残ります。エクスポートの対象は Jules 内に保存された設定と履歴だけです。

相关文章

Claude Code VS Code 拡張 2.1.313 に SSH バックドア:Cursor / VSCodium ユーザー向け 5 分でできる確認と駆除

Claude Code VS Code 拡張 2.1.313 に SSH バックドア:Cursor / VSCodium ユーザー向け 5 分でできる確認と駆除

OpenSourceMalware と Phorion の分析によると、Open VSX で公開された Claude Code 拡張 2.1.313 では extension.js の先頭に 66 行のローダーが挿入されていました。拡張が読み込まれるだけで ~/.ssh/authorized_keys に攻撃者の公開鍵を追加し、SSH の有効化を試み、134.209.82.225 へのリバーストンネルを張り、永続化を仕込みます。macOS・Linux・Windows 向けの 5 ステップの確認コマンドと、被害時の証拠保全・駆除・認証情報のローテーションをまとめました。

Claude API の 413 request_too_large はどうする?上限は 128 MB に、Bedrock・サードパーティ経由の上限と大きな PDF・スクリーンショットの送り方

Claude API の 413 request_too_large はどうする?上限は 128 MB に、Bedrock・サードパーティ経由の上限と大きな PDF・スクリーンショットの送り方

Claude API の Messages リクエスト上限が 32 MB から 128 MB に引き上げられましたが、Bedrock は 20 MB、Google 管理の Vertex は 30 MB のままで、サードパーティのゲートウェイにもそれぞれ上限があります。413 request_too_large の見分け方、プラットフォーム別の上限表、画像の圧縮と縮小、Files API の file_id で大きな PDF を送る方法、長い computer use / Claude Code セッションで古いスクリーンショットを減らす方法、そして 10 MB から 130 MB までの実測結果をまとめます。

Claude はなぜアカウントを停止するのか?コミュニティの「ポイント制」説と、アカウントを替えずに Claude Code を使う方法

Claude はなぜアカウントを停止するのか?コミュニティの「ポイント制」説と、アカウントを替えずに Claude Code を使う方法

10 月 28 日から、「Claude のアカウント停止はポイント制」とする 2 本の投稿が X で合計約 77 万回表示されました。コミュニティの説と、Anthropic が公式に公開している停止理由・異議申し立ての窓口を分けて整理し、当サイトの API Key で Claude Code 2.1.310 を実測しました。簡単なリクエストは約 1.4〜1.7 秒で返り、バグ修正とテスト作成の小さなタスクは 8.5 秒で完了。Codex・Cursor の接続方法と 401/429 の対処も掲載。